施設看護師と病棟看護師のメリット・デメリット

看護関連

私自身看護師として働いていますが、「施設看護師」と「病棟看護師」におけるメリットとデメリットについて気になっている方が多いため記事にしたいと思います。

個人的な主観が入っている部分もありますがどうぞ参考になってください。

施設看護師の仕事内容

病棟看護師と比べると高度な仕事内容はありません。
仕事のメインはバイタルチェック、流動食の準備や簡単な処置が中心。採血や点滴などは月に数回しかない場合が多いです。

病棟と比べると看護師の絶対数は少なく、医師から指示が出た際は分配が厳しく1人でこなさないといけない事も多くあります。

また、施設では看護師より「介護士」の人数が多いため看護師と介護士の間で派閥が多く存在すると言われています。

病棟看護師の仕事内容

科によっても様々ですが、簡単な処置から高度な処置まで実施します。
施設看護師と明らかに違うのは、激しい入退院があったり体調不良者の対応が施設より多い事です(治療のために入院しているから)

ただ施設よりは看護師の人数は多いため、仕事を分配したり応援対応なども多く存在します。そのため一気に作業を相殺することもできるでしょう。

給料面の違い

一般的に施設看護師より病棟看護師の方が給料面では勝っていると言われています。

この理由として、病院の利益の方が多く様々な加算を取れることから職員に対しての優遇も手厚いと言えます。

デメリットを比べてみる

 

施設看護師のデメリット

・病棟と比べると簡単な仕事内容が多いため、感覚が鈍ってしまう

・仕事内容がほぼ一定のため知識が落ちてしまう。

・看護師の絶対数が少ないため多くの指示が出た際は、処理が大変

・介護施設は介護士が多く、意見にすれ違いが発生する夜勤では急変の判断や指示出しがあり責任感も多く存在する。

病棟看護師のデメリット

・毎日のように指示があるため仕事量が多く定時に帰れないことがある

・日々新しい発見があるため勉強をしていかないと仕事にならない。

・患者の年齢層も様々で臨機応変な対応が重要

・夜勤では仮眠をとれない事も多い

若い時に苦労はするべき。若くして施設看護師はもったいない。

これはデメリット部分にも上がっていますが、やはり病棟看護師と比べると専門的な知識は敵わなくなってきてしまいます。

施設で働いていても、勉強をして知識が劣らないように頑張っている方も多くいらっしゃいますが、やはり普段から専門分野に携わっている人には勝ることは困難だと言えます。

この事から、若くして施設看護師で働くことはあまりお勧めできないと世間では言われています。

個人的な見解

前述で「若くして施設看護師はもったいない」としましたが、個人的な見解としてはある程度の期間を設ければ「あり」だと考えます。

その理由としては、看護師は採血・点滴・高度な処置などをするものだという認識が強く持たれているため若い看護師が施設に就職すると「まだ若いのになんで施設?」と批判的な意見が上がってしまうのだと思います。

ですが、看護師はその行動がすべてではありません。

バイタルチェックや簡単な処置も立派な看護師の仕事です。
大事なのは日々の観察で変化に気づけるかが重要です。
専門的な知識を持っていてもその変化に気づけない人の方がよっぽど良くないと私は思います。

こんな人にお勧め

様々なメリットやデメリットを書きましたが、総括するとなれば
病棟看護師は、沢山の知識を得て瞬時に対応できる人材になりたい人。

施設看護師は、利用者とゆっくり生活し、日々の健康状態観察や関わりを強く持ちたい人にお勧め。

看護師という職業は、様々な科で働くこともでき科によって全く性質が異なります。どんなに看護師歴があったとしても、その場所に適応するまでには、相当な時間を要するでしょう。

そのため、ある程度吸収できる年齢では、バリバリと働き落ち着いた頃に施設看護師に転職するというのも1つ考えてみてはいかがでしょうか。

さいごに・・

これからの時代は超高齢化社会になっていきます。

なるべくありのままの形で、老後を迎えられるようにという意味を込めて病院に入院するのではなく、老人ホームや訪問介護・看護を利用していく社会へと変化していくと予測されます。

私自身現在も現在看護師として働き、過去に病棟看護師と施設看護師を経験して思ったことと言えば、病棟看護師はとても激務であり少し大げさに言うとすれば、自分の体調を崩しかねないほど大変な時期もあったという訳で施設看護師という環境を選んだ訳であります。

もちろん施設看護師も違う意味で大変な環境でもありましたが、病棟看護師と比べると自分の時間も増え激務から解消された事で余裕が産まれた事を覚えています。

ただ、デメリットにも上がっている通り、物足りなさは感じましたのである一定の期間であったり、自分が病棟看護師として働けないかもと思った際は良い選択肢の候補に入れても良いものなのかなと感じます。

お金は大事かもしれませんが、激務に耐え自分の体調を崩さないように仕事を選ぶ勇気も必要だと感じます。

医療・介護に携わっている皆さんはどういう風に感じて仕事をしているのか気になります。ぜひ参考になれば嬉しいです。では!

コメント

  1. nao より:

    看護師も施設や病院そして訪問看護等、様々な分野によって特色が疲労度等も違いますよね!
    僕自身多くの看護師の方々と関わってきていますが、医療職において大切なのは、僕も「広い視野を身につけて日々の変化を観察する」ことだと思います。

    • 自由人 自由人 より:

      医療・介護関係者は日々激務をこなしていると思います。将来的に「絶対」という程活用する機関ですので今後も
      この系統の職業はなくならないでしょう。
      少子高齢化時代ですので人手が減る一方待遇を厚くしない限り益々業界人口も減り激務が増すと考えます。
      この問題について解決に導いてくれることを日々望んでいます。